[視点]日本オーディオブック協議会設立
2015年4月13日 / ニュース, ニュースキュレーション
オーディオブックの国内における市場形成を推進する団体、日本オーディオブック協議会が設立された。発起人となる企業は新潮社、小学館、講談社、KADOKAWA、オトバンク、集英社、文藝春秋、岩崎書店、金の星社、福音館書店、岩波書店、創元社、筑摩書房、ダイヤモンド社、ディスカヴァー・トゥエンティワン、PHP研究所の各社。オーディオブックは「満員電車のなかや車の運転・家事・ランニングをしながらの“ハンズフリー読書”、老眼の人や目の不自由な人、目が疲れているときの“バリアフリー読書”が可能であるというメリットがあり、高齢者や視覚障害者に限らず、年代・職業を問わず利用されている」ということだ。現在、約1万5000タイトルがあるとのことなので、想像していたよりも多いという印象だ。米国では、以前より自動車で移動するときに運転しながら聞くコンテンツとして利用されているといわれているが、日本でも新たな市場を作り出すことができるか。個人的には、オーディオブック専用に書き下ろされたラノベ的な作品やアニメで有名な声優が朗読するなど、新しい市場の可能性も感じる。
ニュースソース
- 国内の大手出版社など16社、“オーディオブック”市場について勉強開始、協議会を設立[INTERNET Watch]