[視点]新たなクロスメディア型パブリッシングサービスの登場

2015年3月17日 / ニュース, ニュースキュレーション

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 新たな電子書籍サービスが二つリリースされている。一つは博報堂アイ・スタジオのSNSに投稿されたコンテンツを電子書籍にするもの、もう一つはムゲンブックスのセルフパブリッシングプラットホームだ。いずれも電子書籍だけでなく、プリント版(おそらくプリントオンデマンド)の発行も想定されているものだ。これらの背景にあるのはデジタルがソースとなっている単一のコンテンツから複数のメディア形式でアウトプットするということだ。こうしたクロスメディア型プラットホームとそれを生かすコンテンツは今後も増加してくることになるのだろう。

ヨドバシカメラが電子書籍書店ビジネスに参入

 ヨドバシカメラが電子書籍ストアを開設した。開始当初は、コミック、雑誌、文芸書、実用書や専門書など、17万点(青空文庫1万1000点を含む)をそろえるという。将来的には、ヨドバシ・ドット・コムで販売されている家電などの商品と電子書籍をあわせて購入できるようにすることをはじめ、店舗での電子書籍販売、オムニチャンネルでの販売、セルフパブリッシングサービスを予定しているという。メディアプレーヤーであるハードウエアとコンテンツの双方を販売すること、あるいはハードウエアを使いこなすためのコンテンツを販売するということがメリットか。もちろん、家電を購入することでたまっている使い切れないポイントでコンテンツを買うということもできるというあたりも魅力の一つとなるか。

ニュースソース

  • SNSに投稿されたコンテンツを電子書籍に、博報堂アイ・スタジオの新サービス[eBookUSER
  • 「ムゲンブックス」はAmazonや書店で買える紙の本を無料で出版できる[TechCrunch
  • ヨドバシカメラが電子書籍ストア開設、17万点のラインナップ[INTERNET Watch
  • 凸版印刷、コミック・音声小説・病院案内などの病院内閲覧サービスを可能に[ニュースリリース

 編集部

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