[視点]米国電子書籍市場2014年1月〜11月は対前年同期比+4.5%
2015年2月16日 / ニュース, ニュースキュレーション
米国出版社協会(AAP;Association of American Publishers)が月次で発表している出版市況レポートの2014年1月〜11月までが発表された。それによると、一般書出版市場全体は昨年同期比で3.7%増となっている。特に子ども、ヤングアダルト向け市場が20%増という大きな成長をしている。形態別でみると、電子書籍は4.5%増となっている。なお、消費が拡大するホリデーシーズンの12月は次回集計され、通期が発表されるものと思われるが、ここまでの経過を見ていると、前年度と比較して、大きく伸びることは期待できないだろう。もちろん、期中ではアマゾンと大手出版社の騒動があり、業績を落とした大手出版社もあるが、結果としては市場の停滞が続いていることは否定できそうにない。通期については、発表後にまた考察をしていきたい。
ニュースソース
- AAPレポート:2014年1月〜11月の売り上げは外前年同期比3.7%上昇[The Digital Reader]
編集部