[視点]2014年1月〜10月のアメリカの電子書籍売上高は対前期比+5.3%

2015年1月27日 / ニュース, ニュースキュレーション

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 アメリカの出版社団体であるAAP(Association of American Publishers)は2014年1月〜10月までの電子書籍売上高の調査結果を発表した。それによると、前年(2013年)同期比で+5.3%になっている。2年前の2012年まで、毎年のように高い成長率を達成してきたアメリカの電子書籍市場も2013年にはぱったりと成長が止まり、それは業界で大きな懸念材料となった。当時、電子書籍が書籍市場の50%を超えるのはいつかということを予測する記事も多かったのに、そうした話題もなくなった。そうしたなか、昨年2014年はいまのところ対前年比+5%ということなので、微増という状況にある。

 しかし、1年のなかで最も消費が高まるホリデーシーズンの結果次第で、かんたんに帳消しになってしまいそうな規模でもある。今後の調査結果には注目をしていきたい。もし、停滞するようなことになると、電子書籍市場の成長性に懸けているアマゾンが市場刺激策をとってくるかどうかということとも関係しそうだ。

ニュースソース

  • AAP発表、米国内の2014年1〜10月期の電子書籍売上高は前年同期比+5.3%[hon.jp DayWatch

 編集部

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