[視点]雑誌読み放題アプリはまだまだこれからの市場
2015年7月1日 / ニュースキュレーション
今年に入ってから、電子雑誌、特に月額定額制(サブスクリプション型)の電子雑誌閲覧サービスの話題が多いことにお気づきのことだろう。そのようななか、電子雑誌サブスクリプションサービスを行っているオプティムが関東に住む30歳〜49歳の男性300人を対象としたインターネットを使った消費者意向調査の結果を発表している。それによると、「頻繁に利用している」「たまに利用している」を合わせても20%強にとどまり、利用したことがない人は70%強という状況だ。また、いろいろな雑誌が読めるということや、雑誌の購入費用が削減できるなどが魅力として捉えられているのは予想どおりだが、それについで、立ち読みや購入しづらい雑誌を閲覧できるという回答が多いのが興味深い点だ。
電子雑誌はプリント版の試読的な位置づけとして考えられている側面がある。レプリカではスマートフォンやタブレットではちょっと読みにくいということがあるからだ。アドビは雑誌コンテンツをモバイルデバイスのタイムライン型に閲覧できるソリューションを発表しているが、今後、レプリカからモバイル向けUIへ移行できるかどうか、そしてモバイルデバイス向けの広告ソリューションをどう取り入れるかも注目点ということができるだろう。
- 雑誌読み放題アプリ、30代〜40代の利用率は? オプティム調査[eBookUSER]