[視点]グノシーがマンガ配信サービスを開始
2015年7月7日 / ニュースキュレーション
キュレーションサービスのグノシーがコミックの配信サービスを開始した。コンテンツの配信は電子書籍取次事業の大手メディアドゥ、そしてビューアーはACCESSのEPUB3対応電子書籍ビューアーであるPUBLUS Reader for Browserを採用している。キュレーションアプリは急速にユーザーを増やしているが、そのなかにコミックを配信することで、プラットホームの魅力を増し、新規ユーザーの獲得を目指すものと思われる。また、コミックを配信する側としては、読者へのリーチを獲得することが期待される。
さらに、Twitterはニュースキュレーションサービスを追加した。これは日本だけのサービスだということだ。最も多くツイートされたニュースを上位の表示するようだ。米国ではアップルがニュースキュレーションを開始すると発表しているが、この分野では日本が先行していることから、市場動向から後れをとらないためにも、日本で先にサービスを開始したということだろう。
いずれの場合も、消費者の観点からすると、立ち上げる習慣にできるアプリはそれほど多くはないので、一つアプリを立ち上げれば、そこでニュース、雑誌記事、コミックが読めるのであればコンテンツ消費のプラットホームとしては利便性が高い。ニュース、雑誌記事、コミックなどのコンテンツタイプでそれぞれアプリを使い分ける段階で、ユーザーを定着させるのは難しいといわざるをえない。今後、どのアプリが読者の“習慣”を奪うことができるかという争いになるのだろう。
ニュースソース
- グノシーでマンガ配信サービス「グノシーマンガ」開始[INTERNET Watch]
- メディアドゥ、1000万DLの情報キュレーションアプリ「グノシー」上で始める「グノシーマンガ」に電子書籍コンテンツを提供[ニュースリリース]
- Twitterに日本限定「ニュース」機能 話題のニュース、公式アプリで一覧表示[ITメディア]