[視点]“あの”出版小売りチャンネルも苦境に立たされている
2015年8月11日 / ニュースキュレーション
東京メトロの地下鉄駅にある売店、メトロスがローソンに置き換えられてと報じられている。記事によると、メトロスの売り上げの約7割を新聞、雑誌、たばこの3本柱が占めているが、ここ10年では「年平均で6.5%ダウンしていた」としている。理由は言うまでもなく、スマートホンの普及により、駅の売店で新聞や雑誌を購入しなくなったことだ。今後は、コンビニが得意とするおにぎりやデザートといった定番商品などを中心に展開するということだ。
かつては新聞はもとより、コミック誌などの発売日には活況を呈していた出版小売りチャンネルだが、昨今、通勤時間帯でも、ここでなんらかのメディアを購入している人は見かけなくなったように思う。いまの出版市況をみれば、驚くほどのことではないのだが、こうした具体的な動きが出てくると、環境の厳しさを実感する。
ニュースソース
- 激化する駅ナカ争奪戦でローソン、東京メトロと提携[ダイヤモンド・オンライン]