[視点]加Kobo社が作家支援サービスへの導線を設ける
2015年8月31日 / ニュースキュレーション
Koboのセルフパブリッシングプラットホームであるコボライティングライフで、PODなどのサードパーティー事業者、編集者、デザイナーなど、作家を支援するサービスの紹介を始めたようだ。現在のところ、作家のニーズをくみ取ることを目的とした試験的なもののようだが、いずれ正式サービス化も見据えてのことだろう。また、読者調査パネル(調査母集団)であるコボインサイダーも組織化しているなど、作家や出版社の支援の充実に向かっている。作家を集めるためには、プラットホームのマネタイズ力(読者総数やマーケティング施策)だけでなく、いかに生産性の高いプラットホームを提供するかという考えが背景にありそうだ。これが発展していくと、サードパーティー側にとってもプラットホームとなることから、発展を期待したいサービスといえる。
ニュースソース
- 加Kobo、個人作家向け電子書籍出版サービス「Kobo Writing Life」で作家支援サービスを紹介へ[hon.jp DayWatch]
- Koboがクローズドな読者調査協力者グループを組織:Koboインサーダー[The Digital Reader]