[視点]「縦書きWebデザインアワード」開催
2015年11月23日 / ニュースキュレーション
日常、ウェブページを見ていても縦組みのページにはお目にかからない。しかし、近年ではほとんどのウェブブラウザーで縦組みがサポートされている。その理由は、縦組みがサポートされていることが知られていないからなのか。それとも、出版物、出版コンテンツとは違って、ウェブは横組みで当たり前だという先入観が強いのか。一方、少なくともウェブの技術を引き継いでいるEPUBが登場したとき、縦組みができないことはありえないというくらい、日本語組み版に関する各仕様の実装は必須とされ、多くの人がこだわってきた。そして、その実現のため、多くの方が標準化に向けて尽力をされてきた。しかし、なぜかウェブではこうしたことが広く議論されることもなかった。ウェブブラウザーが登場してから25年たち、こうしたイベントが開催されるということで、日本語の組み版に関して技術的なハードルを一つ越えることができ、さらに関心を持つ人が増えるきっかけになるのではないかと思う。
ニュースソース
- 縦書きのウェブデザインを競うコンテスト「縦書きWebデザインアワード」開催[INTERNET Watch]
- 「縦書きWebデザインアワード」公式サイトにFONTPLUS採用[ニュースリリース]