[視点]セルフパブリッシング市場シェアは18%〜ニールセンが最新の米国市場統計を発表

2015年11月26日 / ニュースキュレーション

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 米国の出版業界誌ブックビジネス誌では、先月にドイツで開催されたフランクフルトブックフェアにおいて行われた英ニールセンブックス社のプレゼンテーションの概要が報じれらている。そのなかで、米国市場に関して注目したい数字が含まれている。それは、1)2014年第1四半期から2015年第1四半期までの1年間で、出版業界全体に占めるセルフパブリッシング出版物の割合は14%から18%へと上昇をしたという。また、大手出版5社のシェアは28%から37%へと拡大をしているという。つまり、これら2つのプレーヤーが市場を伸ばし、中小出版社のシェアが落ちているというわけだ。市場全体は拡大をしていないのは他の調査でも出ているので、規模は縮小をしているといえるだろう。また、印刷版と電子書籍版の比率は74%対26%であるとしている。さらに、同じ書籍の印刷版と電子版があった場合、価格差が2ドルから3ドルあれば、電子版を購入する意向の読者が多いとしている。
 特に、セルフパブリッシング市場の規模感について、これまではスマッシュワーズなどのプラットホーム会社がリリースすることはあっても、調査会社が発表する例はあまりなく、興味深いものとなっている。ただし、これらの調査は従来のBISG、そしてAAPが発行しているものとは調査パネル、集計手法なども異なるので、一概に比較はできないことに留意すべきだろう。

ニュースソース

  • 英Nielsen Books「紙書籍よりも2〜3ドル以上安いと、50%の読者は電子書籍に流れる」[hon.jp DayWatch
  • Self-Publishing & Big Five Dominate Book Market, According to Nielsen[Book Business

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