[視点]国会図書館へのオンデマンド書籍納本の審査を厳格化

2015年11月30日 / ニュースキュレーション

LINEで送る

 国立国会図書館にラテン文字とギリシャ文字を羅列した書籍78冊(出版社は現代アートだとしている)が納本され、その代償金として約136万円が支払われた。これが不正受給に当たるのではないかとインターネット上で指摘されていた。国会図書館はこれについて調査をした模様だ。出版社によれば、国会図書館からは返金を求められたと報じられている。
 国会図書館の納本条件は「頒布目的」で発行され、「相当部数の製作」が行われ、「メモ・カレンダーなどの実用品でない」の3点であり、内容の審査はない。そして、条件に合致したものが納本されれば対価が支払われる。国会図書館は「オンデマンド方式を代償金目当てに悪用できることが明らかになった」とし、今後はオンデマンド本に代償金を支払う際の審査を厳格化するとのことだ。具体的にどのような点が厳格化されるのかは記事からはわからないが、少部数でも発行できるという専門性の高い書籍や、売れるつもりで発行してもさっぱり売れなかった書籍との線引きはなかなか難しそう。デジタル技術で可能となったオンデマンドという形態に余計な制限が加わらないようにするのはもちろんだが、詐欺的なものとの見極めも公正に行われるべきなのだが。

ニュースソース

  • ラテン文字羅列「アート本」=国会図書館に納本、代償金受給[時事通信

Facebookにコメントを投稿

コメント

コメントは受け付けていません。





TOPへ戻る