[実証実験成果報告 02]いち早くKindle版を発行(2011年2月)

2016年4月12日 / 実証実験レポート

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2010年の創刊以来、電子出版に関するさまざまな事柄を自媒体を用いて実験してきました。本連載では、OnDeckがこれまでに手がけてきた実証実験の成果をレポートします。

 2011年2月3日に発行した創刊3号では、当時日本でサービス展開していなかったKindle向けにもOnDeckを発行した。
 eペーパーの電子書籍専用端末「Kindle 3」は、日本では販売されていなかったが、日本語表示が可能であったため、実験的に提供を開始したのだ。技術的には、EPUBファイルからKindleで使われるmobiファイルへの変換が容易であったことが大きな要因。この経験はEPUBファイルの汎用性を感じさせるものとなり、編集部としてもEPUBを積極的に推進する動機付けとなった。
 ちなみに、Kindle版を発行したことで、日本でサービスを開始する前のKindleチームに注目された。日本語化を進めるにあたって、表現方法での課題などのヒアリングが何度か行われた。現在のKindleにそのときの意見が反映されているのかも?
 
ポイント:
・マスターファイルとしてのEPUBの重要性を確認。
・OnDeckがKindle日本進出時の参考資料のひとつに採用。
 
関連号:
OnDeck 2011年2月3日号
※EPUB表示にはbib/iを利用しています。

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