[実証実験]あなたの震災体験が出版できる! 震災出版企画の裏側を公開

2016年6月9日 / 実証実験レポート

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インプレスR&Dでは、一般個人を対象に震災に関する出版企画募集を開始しました。これまではIT関連企画を対象に行っていましたが、今回は震災をテーマとしています。この背景について紹介します。
 

社長の被災経験をNextPublishingで出版

 NextPublishingの出版企画は、これまでに2回実施してきました。NextPublishingは、電子書籍とプリント・オンデマンド書籍による出版により、在庫を一切持つことなく販売できるのが特徴です。これにより、1タイトルあたりの採算分岐点を低くできるため、出版経験のない人の企画など、幅広く対応できます。
 今回、「震災」をテーマにしたのは、非常にシンプルです。NextPublishingの運営会社社長が熊本地震で被災経験をしたためです。
 実家が前震により被災したことで、翌日に支援のために熊本に入ったところ、本震に遭遇しました。以降、被災者として、またメディア関係者として熊本地震により何が起こったのかを写真とともに記録し、Facebookで随時情報発信してきました。被災地からのFacebookによる情報発信は、必要としているものをリアルタイムに共有でき、非常に有効な手段となっていました。
 ここまではネット時代の現代ならよくある話です。その後、NextPublishingの編集会議等で、自らの経験をなぜ出版しないのかという話が持ち上がりました。当事者にはなかなか発想できないことですが、いわれてみれば確かにそうだということになり、さっそく原稿を整理し、出版することになりました。
 繰り返しになりますが、出版のきっかけはNextPublishingがあったためです。初期費用等はほとんど不要で、Wordベースの超原稿用紙に写真を貼り付けたり、体験談を書き込んだりすれば、ベースとなる原稿は完成します。あとは電子書籍とプリント・オンデマンド書籍に変換するだけ。非常に短期間で被災経験をまとめて、出版できたのです。実際に出版したのが、下記の書籍です。
 
・『熊本地震体験記 -震度7とはどういう地震なのか?』
http://nextpublishing.jp/isbn/9784802090827/
 
 この本の売上の一部は被災地支援のために寄付します。電子書籍とプリント・オンデマンド書籍のいいところは、売上(入金額)がはっきりしている点です。一般的な書籍の場合、さまざまな費用が含まれたり、実売数がはっきりしないため、
 いくら寄付されるのかは明確にアナウンスできないものですが、この本の場合、1冊あたり200円を寄付することにしています。200円を寄付できるように、逆算して販売価格を設定したともいえます。こんなことができるのも、電子出版ならではです。
 

震災体験を出版する機会を提供

 この出版をきっかけに、さらに編集部内での議論が深まりました。たまたまNextPublishing運営会社社長だったから、出版できたのか?ということがポイントです。編集部内では、NextPublishingという出版システムが存在したから実現できたという結論に至りました。であれば、このNextPublishingを多くの方に開放するのがいいのではないか、その方法としてすでに実施している公開公募形式が適切だろうと話がまとまりました。あとは、受け入れ体制を整えるのみです。
 こうして、「震災出版企画・公開大募集」が始まりました。
 対象は、震災に関する体験談、各種提案や科学的考察など、震災に関するものであれば何でも可としています。ブログやTwitter、Facebookで発信したものをまとめるだけでも貴重な資料となります。熊本地震だけでなく、過去のさまざまな地震も対象としますので、この機会にぜひ出版してみませんか。
 応募方法などは、下記ページをご確認ください。
 

・インプレスR&D、震災出版企画・公開大募集
http://shinsai-book.nextpublishing.jp/
 

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