[視点]電子雑誌の新たなソリューション−−Adobe Publishの製品コンセプト

2015年4月13日 / ニュース, ニュースキュレーション

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 アドビ社が今夏リリースを予定している新製品Adobe Publishのコンセプトについて、比較的詳しい記事が掲載されている。記事によると、現在のDPSは号単位(Folioと呼ばれる)でコンテンツを配信することを想定したソリューションであることに対し、記事単位でコンテンツが扱われているという。これまでの電子雑誌というと、プリント版をそのまま電子化するいわゆるレプリカ版が主流だったが、この雑誌化パッケージをバラしてしまうことで、よりウェブとの親和性の高い配信単位にすることを意図しているようだ。また、ユーザーインターフェースもそれに合わせたものを提案している。こうした配信単位の変更によって、ウェブコンテンツやキュレーションアプリとの競合も気になるが、相互に補完しあう関係が構築できるかどうかが今後のポイントだろう。また、雑誌メディアとしての新しい媒体価値=広告価値をいかに作るかという点にも期待したいところだ。

ニュースソース

  • アドビの「Adobe Publish」は電子雑誌の何を変える?[eBookUSER

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