[視点]全米人文科学基金が絶版本の電子化に100万ドル提供

2015年1月27日 / ニュース, ニュースキュレーション

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 全米人文科学基金が絶版となっている人文科学書を電子化するために、100万ドルを供与するという。条件としては、EPUB形式で、クリエーティブコモンズとして公開することのようだ。専門書分野では名著と呼ばれる書籍が絶版となり、図書館でしか閲覧できなくなることは珍しくないが、今後は電子化という方法で復刊させることを経済的に援助するというムーブメントが起きることが期待できる。特に、今後は電子版のみならず、プリントオンデマンドで印刷版の可能性もあるのではないだろうか。

デジタルブックワールド2015が閉幕

 1月13日から15日まで、アメリカのニューヨークで開催されたデジタルブックワールドコンファレンスが終わった。毎年の恒例行事となったこのイベントにはOnDeck編集部が取材をしているので、今号の別の記事でレポートをしているので、参照していただきたい。電子書籍の分野で先行する市場でどのようなことが議題になっているかは日本の市場にとっても参考になる部分も多い。なお、来年(2016年)は3月に開催の予定だとされている。

ニュースソース

  • Digital Book World 2015: コンファレンスのまとめ[DigitalBookWorld
  • 全米人文科学基金、絶版となっている人文科学書を電子書籍化・公開するために100万ドルを提供[hon.jp DayWatch

 編集部

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