[視点]日本独立作家同盟がNPOに改組
2015年3月3日 / ニュース, ニュースキュレーション
セルフパブリッシング作品の出版支援、ノウハウ共有などを目的とした日本独立作家同盟はこれまで任意団体として活動をしてきたが、特定非営利活動法人(NPO)への改組に向けて、手続きを開始したと発表した。英国ではAlliance of Independent Authorsというセルフパブリッシング作家の団体を手本としているということだ。当初は日本独立作家同盟の代表でもある鷹野凌氏が一人で設立し、現在、Google+内コミュニティーページの登録者数は483人になった。そのうち、自己紹介の掲載という形で参加表明した人は237人ということだ。
米国ではセルフパブリッシングを起源とするベストセラーなども多く出ていて、ランキングを賑わせている。日本ではまだまだそうした段階にはなっていないともいえるが、一方で、コミックやライトノベルの独立作家はコミックマーケットはもちろん、ケータイ小説という言い方ですでに10年以上の歴史があるともいえる。出版社が必要か不要かということではなく、作家への登竜門としてのセルフパブリッシング、そして出版社が関与しないことによるメリットを生かすフットワークの軽いセルフパブリッシングという、新しいジャンルの出版が広がることを期待したい。
ニュースソース
- セルフパブリッシング支援の「日本独立作家同盟」がNPOに改組[INTERNET Watch]
編集部