[視点]thinkTPPIPが緊急声明を発表

2015年3月24日 / ニュース, ニュースキュレーション

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 さきごろ、TPP(環太平洋経済連携協定)の知的財産条項が近く妥結されるという報道がなされた。これを受けて、「TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム(thinkTPPIP)」が緊急声明を策定し、政府に提出をしたと発表した。INTERNET Watchの記事執筆時点では68団体・238名からの賛同を得たとしている。現在、TPP交渉の内容は正式に公表されてなく、さらに報道機関によって異なった内容となっているが、賛同者に共通する懸念は著作権法違反の非親告罪化や保護期間の延長などだ。著作物は過去の作品の上に積み重ねて発展をすると考えられる部分があり、それを一律に非親告罪化、つまり原著作者が著作物をどう扱ってほしいのという意向とは関係なく、当局によって取り締まりできるようにすることに違和感があるということだ。さらに、保護期間を延長すると、さらにその期限に達した時にさらなる保護期間の延長が持ち出されるのではないかということも懸念材料だ。すでに、公共財となった著作物を新たな形態で活用していくということも必要なことなのに、“一部の著作物”が世界的なビッグビジネスとなっていることから、それを守るためだけに保護期間の延長を主張していることも国際的な論点といえるだろう。

 農産物などの分野での交渉については、新聞やテレビなどのマスメディアでも多く報道されているTPP交渉だが、これからは知的財産の分野についても業界や関係者での発言が活発になっていくことだろう。

ニュースソース

  • TPP著作権条項への緊急声明に64団体・217人が賛同、13日の記者会見はニコ生で中継[INTERNET Watch
  • 国民不在のTPP知財協議に待った──thinkTPPIPら有志が政府に緊急声明を提出[INTERNET Watch

 編集部

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