[視点]AnimeJapanで存在感を示したcomico
2015年3月31日 / ニュース, ニュースキュレーション
“タテ読み”で知られる電子コミックサイトcomicoがアニメイベントAnimeJapan 2015(3月20日〜22日、東京ビッグサイト)にブースを出展したことが写真とともに報じられている。記事によれば、ひときわ存在感のあるブース構成で、内容も盛りだくさんだったとのこと。なかでも、comicoからアニメ化された作品の発表会なども開催された。また、キャラクターグッズなどの物販も盛況だったとのこと。コンテンツだけでなく、こうした多様な収益チャンネルがあるのがコミックの強みだ。こうしてみると、すでにcomicoはメジャーなコミックディストリビューターとしての地位を確立しているようだ。
CoNETSが指導者向けデジタル教科書とビューワを提供
デジタル教科書の普及をめざすコンソーシアムCoNETSが小学生の指導者向けデジタル教科書とビューワの提供を開始したと発表した。CoNETSは日立ソリューションズが中心となり、教科書出版社が加盟する団体だ。今回はそのうちの8社(大日本図書、開隆堂出版、三省堂、教育芸術社、光村図書出版、帝国書院、新興出版社啓林館、日本文教出版)が提供を開始した。今後、電子教科書は注目される市場だが、そのための技術仕様の策定も進んでいる。記事によると、CoNETSはEPUB仕様の教育向け拡張をしているとしている。一方で、国際的にはIDPFがEDUPUBという仕様の策定も進んでいる。教科書や教材については、各国ごとの教育方法や言語に依存する部分があり、特に初等、中等教育の教材を国際標準化できるかどうかは議論があるところだ。そうした状況を踏まえながらも、関係業界がどのような選択をすることが、将来にとっての不利益にならないかをよく考察する必要があるだろう。
ニュースソース
- CoNETS参画の8社、小学校の指導者用デジタル教科書とビューワの提供開始[eBookUSER]
- 人気5作品をアニメ化する「comico」、AnimeJapanでは“アニキ”水木一郎が熱唱[eBookUSER]
編集部