[視点]米国では出版物に対するクラウドファウンディングによる資金調達成功事例が多数

2015年1月12日 / ニュース, ニュースキュレーション

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 米国のクラウドファウンディング大手kickstarter.comによると、2014年にコミック825作品、文芸2,064作品が資金調達に成功をしているという。クラウドファウンディングはアドバンス(印税の前払い)という報酬の最低保証がないセルフパブリッシング作家にとっては、作品を書こうという背中を押してくれる魅力的なプラットホームだ。具体的な金額はさておき、これだけの作品数が資金調達に成功しているというのは興味深い。

 実力ある作家が市場に鍛えられて作品を発表し、さらに大きな売上につながる作品を作り続けていけるという好循環が生み出されれば、新たな出版エコシステムとして持続していくことが可能になるだろう。一方で、出版社にとってはこうした成果を見ながら、より差別化された著者向けのサービス、マーケティングプラン、作品の品質を維持することが求められるようになるのだろう。

  • クラウドファンディングサイトKickstarter.comが2014年の成果発表、コミックは825作品、文芸は2,064作品が調達成功[hon.jp DayWatch

編集部

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