[視点]アメリカのメディアビジネスが資金調達によって得たものとは?
2015年2月23日 / ニュース, ニュースキュレーション
この2年〜3年、アメリカでは新興デジタルメディアビジネスにベンチャー投資の資金が集まってきていた。本誌でも、そのいくつかを紹介してきたが、この記事ではこれまでの投資金額と事業規模などがまとめられている。記事によれば、“20億円から130億円規模の資金を調達してリソース(人やシステム)を強化し、サイトを充実させ、この1年間でトラフィックを数10%から多いサイトで400%も増やした。”(本文から引用)ということだ。もちろん、日本とアメリカ(英語圏)では市場規模も異なるので、比較をするつもりはないのだが、日本ではなかなかメディアビジネスに対する投資家の理解は深まっていないのではないかと思う。昨年にはスマートニュースが大規模な増資を発表したが、主に海外の大物投資家からのものだった。電子出版、デジタルメディア、デジタルジャーナリズムなど、まだまだ成長の余地のある市場であることを感じさせるとともに、従来のメディアビジネスの置き換えではなく、新しい価値をいかに創りだしていくかということをより深く考える必要があるのだろう。
ニュースソース
- VCが後押した新興デジタルメディア、トラフィックも売上高も急増[media pub]
編集部