[視点]講談社とハースト婦人画報社が書店販売業務の効率化を目指し提携

2015年3月17日 / ニュース

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 講談社とハースト婦人画報社が提携を発表した。ハースト婦人画報社の出版物の書店販売業務を講談社が受託する。広告営業はハースト婦人画報社が変わらず行うということだ。書籍、雑誌ともに市場が縮小するなかで、営業部門の効率化を狙う施策の一つか。一方で、「美術手帖」で知られる老舗出版社である美術出版社は民事再生申し立てをしたことが報じられている。出版業界の各社では、デジタルなどの新しい出版形態やビジネスモデルへ先行投資をするどころではなく、市場環境は日々厳しくなっているということか。

苦戦するバーンズ・アンド・ノーブルの電子書籍事業

 米国の大手書店チェーンバーンズ・アンド・ノーブルの決算が発表された。現地メディアによると、全体としては増益だが、NOOKビジネスは“死のスパイラル”にあると報じられている。一時期はアマゾン、アップルと並び称された電子書籍ビジネスだったが、相変わらず苦戦しているようだ。昨年はマイクロソフトとの資本解消を解消したことやサムスンへのハードウエア開発の委託をしたことが報じられてきたが、なかなか再浮上するチャンスをつかめていない。

ニュースソース

  • 美術出版社が民事再生申し立て 「美術手帖」など出版の老舗[ITメディア
  • 講談社、ハースト婦人画報社が発行する全出版物の書店販売業務を受託[eBookUSER
  • B&Nは利益が増大するも、NOOKの売上は死のスパイラル[The Digital Reader

 編集部

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