[視点]インターネット広告費は初の1兆円超えを記録
2015年3月3日 / ニュース, ニュースキュレーション
電通は2014年の国内広告費の統計調査「日本の広告費」を発表した。それによると、新聞、雑誌、ラジオ、テレビの「マスコミ四媒体広告費」は2兆9393億円(前年比101.6%)。その内訳は新聞広告費6057億円(同98.2%)、雑誌広告費2500億円(同100.0%)、ラジオ広告費1272億円(同102.3%)、テレビメディア広告費(地上波テレビ+衛星メディア関連)1兆9564億円(同102.8%)となっている。出版業界と関係が深い部分では雑誌広告が昨年と同規模だったということか。雑誌の流通金額は相変わらず減少が止まらないが、雑誌広告の規模は維持をしているようだ(もちろん、媒体力や分野によりけりなので、広告収入が厳しい媒体がほとんどだろう)。
一方、インターネット広告費は1兆519億円(同112.1%)になり、初の1兆円超えを記録した。その内訳は広告媒体費8245億円(前年比114.5%)、広告制作費2274億円(同104.4%)となっている。
電子雑誌の広告についてはどこに区分されるのかすらわからない段階であるが、電通の「日本の広告費」に電子雑誌の区分ができるくらいの成長を期待したいものだ。
ニュースソース
- 2014年の国内広告費は6兆1522億円、ネット広告は初の1兆円超え[INTERNET Watch]
編集部