[編集長コラム]Google for Workが変える「働き方」-組織の生産性を向上させる

2015年6月18日 / 電子メディア雑感

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インプレスR&Dから、「仕事で使える!シリーズ」というGoogle for Work関連の解説本を出版している関係で、六本木ヒルズで開催されているGoogle Atmosphere Tokyo 2015を見学してきました。Atmosphereは、Googleが組織のリーダーを対象に行っている基幹イベントで、今年で6年目、日本では4回目となるそうです。

C向けのイメージが強い同社ですが、このイベントを見ると、B向けにも相当に力を入れていることがわかります。今年のテーマは「働き方のこれから」。具体的にはGoogle for Work(Google Apps、Googleドライブなどのビジネス向けソフトを含むクラウド型グループウェア)のコンセプトや使い方の説明が主でした。

 

実は、インプレスR&Dで利用している電子出版システムNextPublishingは、このGoogle for Workの上で動いています。Google for Workを利用してみてとてもよかったので、それを広く伝えたいと思い「仕事で使える!シリーズ」を創刊したという経緯です。

 

Google for Workには、これまでのマイクロソフトOfficeや他のグループウェアにはない先進の「機能」がいろいろあるのですが、それらの機能もさることながら、一番注目したいのは新しい「働き方」を提案していることです。それは一言で言うと、「コラボレーション」だと思います。これまでのソフトは、新しい機能により個人のスキルを向上させてはくれましたが、組織の生産性はどれほど上がったのでしょうか。たとえば、調べもの、アイデア出し、書類共有、会議、・・・。イベントでは「イノベーションとコラボレーションには81%の相関関係がある」と解説されていました。ITにより各産業で劇的な進化が始まった今、我々が次に目指さなければならないのはチームでのコラボレーションだと認識しました。

Google for Workが進化している点をまとめると、以下のようになると思います。

・ローカル > グローバル

・結果 > プロセス

・個人 > 組織(チーム)

 

この変化はインターネットの進化と同様ですが、インターネットの申し子とも言えるGoogleとしては、自然な成り行きなのかも知れません。

このことが一番よくわかる事例はGoogleドライブでしょう。Googleドライブはクラウド型のストレージですが、他のほとんどがローカルファイルをクラウドで共有するという考えで作られているのに対し、Googleドライブは最初にクラウドのファイルありきで、必要なときにダウンロードしてローカルで使うというコンセプトで作られています。つまり、地から天に向かうのと、いつも天に居るのとの違いと言えるでしょう。

SNS、音楽サービス、写真・動画共有サイト、電子出版などのユーザーの利用状況を見ると、どちらが時代に沿っているかは自明でしょう。特に、天を拠点にしていればWebとの連携が自然にできます。これからの時代、インターネット上にあるリソースと連携できるメリットは仕事でも計り知れません。

 

今回のイベントで提唱されていた「働き方のこれから」は、多くの産業が抱える課題だと思います。我々のメディア産業もその代表的な1つなのだと、改めて認識したしだいです。

ちなみに、Google Atmosphere Tokyo 2015は今日までやっています(要事前登録)。

 

「仕事で使える!シリーズ」Webページ:

http://nextpublishing.jp/shigoto

 

インプレスR&D発行人/OnDeck編集長 井芹昌信

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