[視点]国際電子出版EXPOではメディアドゥが新サービスを続々発表

2015年7月6日 / ニュースキュレーション

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 7月1日〜7月4日まで、第22回東京国際ブックフェアが開催された。それと併催で国際電子出版EXPOなどが含まれるコンテンツ東京2015が開催された。そのなかで、最も目立っていたのは電子書籍配信取次事業の大手企業であるメディアドゥである。かねてより報じられていたように、米国の図書館向け電子書籍配信事業者の大手企業、オーバードライブ(3月に楽天の子会社になった)と提携する日本の電子図書館向け配信事業の配信先第1号として龍ケ崎市立中央図書館と契約したこと、また、アマゾンのプリント・オン・デマンド(POD)向けのコミック配信を独占的に行う(すでにPODを利用している版元を除く)こと、米国向けに講談社の作品を配信したり、米国の月額定額制サービスであるスクリブド向けハーレクインコミックスを配信したりすることなどだ。
 小売り事業では電子書籍書店の販売戦略などが注目されることが多いが、メディアドゥは版元と電子書籍書店に対して積極的に新しい提案をしていて、市場を大きく成長させていこうというリーダーシップを感じる。今後のさらなる事業展開に期待したい。
 また、オーバードライブの最高経営責任者(CEO)が来日し、電子図書館のメリットについて説明を行った。電子図書館ではコンテンツごとの読者の需要応じて、ライセンスを購入することができるので、版元(あるいは著作権者)の収益を圧迫するものではなく、新たな売り上げ創出のチャンスであると協調した。また、図書館司書の人を支援するツールもそろっていて、予算内での最適なライセンス購入をリコメンドしたり、その地域などを基準にした人気タイトルをリコメンドしたりするような機能もあるという。今後、日本で電子書籍の図書館における貸し出しがどのように成長していくのか注目されるところだ。

ニュースソース

  • 「第22回東京国際ブックフェア」が開幕、470社が出展、一般公開日は3日・4日[INTERNET Watch
  • メディアドゥ、電子書籍の配信サービスを支えるIT基盤を「Oracle Exadata」のアップグレードにより刷新へ[ニュースリリース
  • メディアドゥ、米OverDriveの電子図書館システムを龍ケ崎市立中央図書館に提供[ニュースリリース
  • メディアドゥ、Amazon.co.jpの「プリント・オン・デマンド(POD)」向けにコミックの専属取次契約を締結[ニュースリリース
  • メディアドゥ、米国で講談社作品の電子配信業務を受託[ニュースリリース
  • メディアドゥ、米国大手電子書籍サブスクリプション型サービス「Scribd」へ、ハーレクインコミックスほかコンテンツ提供を開始[ニュースリリース

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