[視点]凸版印刷が印刷版と電子版のハイブリッド出版に対応するクラウド型書籍制作ソリューションを発表

2015年7月15日 / ニュースキュレーション

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 凸版印刷が発表した「TOPPAN Editorial Navi」 はウェブアプリケーションで書籍の編集製作ができ、印刷版と電子版の双方に出力できるというものだ。ニュースリリースにある説明とスクリーンショットを見た限りでは、タグでマークアップすると別のペインで仕上がりイメージをプレビューできるようだ。また、著者、編集者、校正者などが、同じデータを使って共同作業ができるようだが、同時アクセスができるのかどうかは不明。また、版面設計の方法や他のアプリケーションとの連携が可能かどうかも知りたいところだ。気になる使用料金は月間制作タイトル数に基づく定額料金と従量課金制度ということで、出版社にとっては初期に大きな投資をする必要はなく、それぞれのタイトルの直接原価として考えることができるような方式と思われる。
 「2020年度までに、関連受注を含めて100億円」という計画とのことなのだが、いまの出版市況からすると、この金額は出版業界でのデファクトスタンダートとなるくらいの規模か。本誌の読者の方々のなかでも関心をお持ちの方も多いと思うので、ぜひとも取材の上、詳細をレポートしたい。

ニュースソース

  • 凸版印刷、紙と電子のハイブリッド出版に対応、 書籍制作支援クラウドサービス「TOPPAN Editorial Navi」 を提供開始[ニュースリリース

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