[視点]2014年のモバイルコンテンツ関連市場規模は3兆9046億円〜MCF調査
2015年9月3日 / ニュースキュレーション
モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)が2014年のモバイルコンテンツ関連市場規模の推計を発表した。それによると、モバイル機器におけるゲームや音楽をはじめとするデジタルコンテンツ、すなわち「モバイルコンテンツ市場」が1兆4566億円(前年比135%)、物販やサービス、トランザクションなどで構成される「モバイルコマース市場」が2兆4480億円(同126%)で、両者を合計する「モバイルコンテンツ関連市場」の規模は3兆9046億円(同130%)になったという。中でも、スマートフォン市場ではゲーム、ソーシャルゲーム等が8938億円(同160%)で最大だが、成長率で見ると、電子書籍が1235億円(同181%)、音楽コンテンツが692億円(同174%)となっている。さらに、モバイルコマース市場では物販系が1兆3414億円(同140%)、サービス系が8736億円(同117%)、トランザクション系が2330億円(同101%)で、特に物販の成長率が高い。
デジタルコンテンツ消費の場はスマートフォンに向かっているが、その勢いはいまだとどまるところがない。電子書籍、特にコミック市場は今後も成長が予測されている(インプレス総合研究所)し、アップルミュージック、AWAなどの音楽サブスクリプションサービス、ネットフリックスやアマゾンなどの動画配信サービスの日本市場参入もあり、今後はさらに拡大することは間違いないだろう。