[視点]ついに確定「自炊代行は著作権侵害」

2016年3月29日 / ニュースキュレーション

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 手持ちの書籍の製本を解き、スキャナーで読み取り「電子書籍化」するという、いわゆる「自炊」を事業者が行うことが著作権侵害に当たるかどうかが争われた訴訟で、最高裁は事業者側の上告を受理しないことを決め、「著作権侵害に当たる」とした知財高裁判決が確定した。事業者にとっては、あくまで顧客(書籍を購入した人)の指示、依頼にもとづいて行う作業であり、顧客の私的利用のための複製を支援するサービスであるという考えは認められなかった。電子書籍黎明期よりも電子化された書籍は増加してきたので、ある程度は問題が解決したのかもしれないが、ある調査では引っ越しのときに処分したいものとしては書籍や雑誌が上位にランクインするなど、コンテンツを電子化して、手元に残したいというニーズは潜在的にあり続けるだろう。電子化が必要だったら、自分の労力を使って…というのが結論か。

ニュースソース

  • 「自炊」代行は著作権侵害 最高裁で確定[ITメディア

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