[実証実験成果報告 06]アマゾンPODを使ったOnDeck monthlyの発行(2012年1月)

2016年4月18日 / 実証実験レポート

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2010年の創刊以来、電子出版に関するさまざまな事柄を自媒体を用いて実験してきました。本連載では、OnDeckがこれまでに手がけてきた実証実験の成果をレポートします。

 EPUBからPDFを自動生成したことで、さらに新しいチャレンジが可能になった。洋書のみで展開していたアマゾンPODで、日本語のPOD書籍として販売するという取り組みだ。
 
 当時、アマゾンPODは絶版本を対象に営業活動を行っていたのだが、仕組み上はPDFファイルさえあれば利用可能であった。そこで、新刊雑誌をPODとして販売したいと申し入れたのだ。PODで新刊を販売するというのはアマゾンでは想定していなかったようで、アマゾン内でも注目されることになった。
 実際に販売するまで、3カ月程度やりとりを行いながら、2012年1月に「OnDeck monthly 2012年1月号」をアマゾンPODで販売を開始した。アマゾンにとってもPOD活用のユニークな事例となったようだ。ちなみに、当時は新刊雑誌をPODで販売していたのはOnDeck monthlyだけだったとのこと。
 この取り組みがユニークなのは、一般的な出版物が印刷書籍から電子書籍を作成する「プリントファースト」であるのに対し、電子書籍から印刷書籍を作成する「デジタルファースト」を本格的に実現したことにある。「世界の“絆”グラフ」発行時に体験した電子データが流通し、手元には電子もしくは印刷物が届くという新しい電子出版に突入したというわけだ。
 
ポイント:
・絶版本対策であったアマゾンPODを電子出版の一形態として応用
・読者に対し、在庫を一切持たずに電子版と印刷版を提供することに成功
 
関連号:
OnDeck weekly 2012年2月16日号
※EPUB表示にはbib/iを利用しています。
 
関連リリース:
Amazon.co.jpのプリントオンデマンドで販売開始

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