[アンケート報告]OnDeck提言に対する読者の評価は?
2016年5月26日 / アンケート
5月12日に公開しました「OnDeck提言2016 出版社の課題と対策」に関するアンケートにご協力いただき、まことにありがとうございました。回答総数は111件でした。
読者の多くは提言におおむね同意
OnDeck提言に対する読者の感想を見ると、否定的な反応はわずかであり、多くの方が同意していただいたようだ。ほとんどの項目で「すでに実践している」「実践したいと考えている」の合計が半数を超えており、OnDeckの読者はポジティブな対応をしていることがわかった。
一方「わからない」という意見が多かったのが、「アセットとしてのマスター原稿がない」と「現場任せの癖が抜けない」の2項目。電子出版に対する立場として「読者」と回答した人がわからないと回答していた。出版社の内部事情を理解していなければ、これらに同意することも否定することもできないということだろう。
出版社に所属する人に絞ってみてみると、「マーケティングに弱い、ましてデジタルはなおさら」に対して「同意はするが、実践はしない(できない)」と「同意し、実践したいと考えている」のそれぞれが4割弱選択していた。このあたりが出版社がデジタルに取り組む上での課題といえるだろう。
以下、電子出版に対する立場として、「提供側」「読者側」「著者側」での集計結果もあわせて掲載する。
3分の2の読者はOnDeck Facebookを利用
OnDeck Facebookの利用状況については、66.7%が「利用している」と回答。Facebookでもアンケート告知を行った影響もあるが、意外に多くの方に利用していただいているという印象を受けた。
半数以上の読者がNextPublishingをよく知っていると回答
NextPublishingに関する認知度については、「NextPublishingはあまり知らないが、興味はある」が36%で最も多かったものの、よく知っているという選択肢の合計が54.9%と半数を超えていた。OnDeckでも繰り返し紹介してきたこともあるが、よく知っていただいているというのは非常にありがたい回答だ。
そのほかの回答結果については、下記にまとめて掲載する。アンケートに回答していただいたみなさま、本当にありがとうございました。
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