著者向けPOD出版サービスはじめます!
2016年10月26日 / 新着トピック
2016年10月26日、著者のみなさまを対象に、POD(プリント・オンデマンド)による出版サービス「著者向けPOD出版サービス」を開始しました。登録料や利用料など不要の、いわゆる「印刷書籍のセルフパブリッシング」としてお使いいただけます。
6年かかって実現した“参加できるOnDeck”
2010年12月に創刊したOnDeckは、EPUBをメディア形態に選び電子出版時代の新しいメディアとしてスタートしました。まずは自分たちで使ってみて、その結果を読者と共有することが目的です。結果、OnDeckはEPUBのリファレンスコンテンツとして多くの方に活用していただきました。
その経験を元に、NextPublishingとして電子書籍と印刷書籍(POD)の同時出版環境を自社構築しました。こちらにつきましては、出版社など法人を対象に参加していただく仕組みとして公開しています。
一方、著者のみなさまには、OnDeckで読者参加企画を実施し、8タイトルを出版しています。この経験を元に、2015年からOnDeck Booksとして読者企画の募集を開始し、多くの方に参加していただいています。
ここまでは、出版社であるインプレスR&Dの事業に参加していただいています。
今回の著者向けPOD出版サービスは、出版社ではなく、アマゾンPODの取次社としてのサービス提供となります。大きく異なるのが、出版に関する判断をインプレスR&Dが行うのではなく、著者自身にまかせる仕組みとして用意したのです。つまり、セルフパブリッシングサービスです。アマゾンPODの仕様に準拠したPDFファイルを用意できる方であれば、利用料等なしでそのままアマゾンで印刷書籍を出版できるのです。
セルフパブリッシングですから、出版判断は著者自ら行えます。公序良俗に反するもの以外であれば、どのような内容でも出版できます。
OnDeck読者の方であれば、ご理解いただいているとおもますが、PODによる印刷書籍出版は電子出版の一形態です。これまでも出版社として読者に対し参加する機会は提供していたものの、完全に公開する形での提供ははじめての試みです。6年かかって、やっと著者のみなさまが直接参加できるようになりました。
OnDeckは著者向けサービスの情報発信サイトになります
OnDeckは電子出版に関する最新情報を提供しながら、自ら電子出版ビジネスを実践し続けてきました。今後はメディアという形態を卒業し、電子出版に参加する著者に対する情報発信サイトに生まれ変わります。
著者として電子出版に参加したいと考えているみなさま、引き続きOnDeckをよろしくお願いします。
著者向けPOD出版サービス
https://open.nextpublishing.jp/author/
※まずはアカウントを作成し、体験してみてください。