コミック作家も参加可能に!アマゾンPODで出版しませんか?
2016年12月7日 / 新着トピック
アマゾンPODを使ったセルフパブリッシングサービス「著者向けPOD出版サービス」、コミック作品の受け付けも開始しました。コミック作家の皆さま、モノクロはもちろん、カラー印刷もできるアマゾンPODを使った新しい出版を試してみませんか?
アマゾンPODでコミックを売るということ
アマゾンPODは、デジタル印刷機を用いて必要なときに必要な冊数を印刷・製本して出荷できるサービスです。10月にサービスを開始した「著者向けPOD出版サービス」は、この仕組みを著者個人に直接使っていただけるように開放したものです。サービス開始から1カ月強ですでに5冊の販売が始まっています。
この著者向けPOD出版サービスでは、アマゾンPODで販売するための各種セルフチェック機能を提供しています。ひとつは登録されたPDFファイルのチェックです。すべてのページが同じサイズになっているか、カラー印刷用に適した設定になっているか、などPDFファイルそのものをチェックし、その結果を利用者に戻しています。もうひとつが、原稿部分のセルフチェックを支援する「ガイド線」の追加機能です。
アマゾンPODでは、用紙の端に近い位置に文字を配置してはならないというルールが設定されています。このルールは非常に厳格で、少しでもはみ出していると処理エラーとなり、出版できなくなるのです。このルールを視覚的に表現しているのがガイド線の追加機能です。
今回の機能強化で、コミック用のルールを確認できる新しいガイド線を追加する機能が加わりました。同時に裁ち落としのある原稿にも対応しましたので、これによりコミックなど紙面いっぱいにレイアウトされた書籍を、アマゾンPODで販売できます。
アマゾンPODを使って、個人作家が出版する最大のメリットは、出版社の制約を受けることなく、日本最大のネット書店「アマゾン」で紙書籍を販売できるという点にあります。特にKDPなどで発表されていた個人作家にとって、電子書籍だけでなく紙書籍も同時に販売できるのです。
なお、注文ごとに1冊ずつ印刷・製本を行うため、印刷費は高めに設定されています。その結果、販売価格を(一般的なコミックと比較して)高めに設定しなければなりませんが、アマゾンPODならではのメリットもあります。アマゾンPODは、モノクロページはモノクロページ単価で、カラーページはカラーページ単価で、印刷費を算出します。つまり、一部カラーにするといった使い方ができるのです。巻頭ページをカラーにし、それ以降をモノクロにすれば、一冊あたりの印刷費は低く抑えられます。もちろん、巻頭ページではなく、途中の1ページだけといった使い方も可能です。
モノクロとカラーのバランスを考えながら、紙書籍を出版する。こうした工夫のしがいがあるのが、アマゾンPODです。制約の中で、どのようなコミックを売るのか、ぜひチャレンジしてみませんか。
著者向けPOD出版サービスは登録無料です。まずは登録して試してください。
著者向けPOD出版サービス
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